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ツーリングマップル2020年版 改訂のポイント  表紙撮影[5]関西編 by 滝野沢優子

ツーリングマップル2020年版 改訂のポイント  表紙撮影[5]関西編 by 滝野沢優子

by touring_m@pp1e

更新日:2020年3月11日

デザインを全面リニューアルした2020年版の表紙。しかしその主役がツーリングシーンを想起させる「写真」であることに変わりはありません。むしろ写真をより魅せるためのデザインにしたとも言えます。
その年の「顔」にもなる表紙写真撮影は、各エリア著者ライダー・カメラマンにとっても力の入るもの。天気が悪ければ天気が良い方に移動したり、ひたすら待ってみたり。翌日もう一度チャレンジしたり。苦労して撮って、会心の出来!と思った写真が結局使われなかったり・・・。様々なドラマがその裏にはあります。そんな、今年の表紙撮影にまつわるお話を、各エリア著者に語っていただきました。

2020年版表紙撮影よもやま話:関西編

令和初のツーリングマップル、がらりとデザインが変わった印象ですね。

「地図で見つける記憶に残る旅」

「旅に出る理由がここにある」

どちらのキャッチコピーもいい感じ。どなたが考えたのかな。

 

2020年版はついに全カブ主待望(?)のスーパーカブが登場!

さて、2020年版の関西ですが、表紙にスーパーカブC125が登場しています!ここ何年か、私物のカブが小冊子に載ることはあっても、堂々と表紙を飾るのは、ツーリングマップル史上初の快挙(?)です。原付2種以下のバイクが表紙というのも、たぶん初めてです。びっくりした方も多いのではないでしょうか?

実をいうと、私もびっくり。取材&表紙撮影車両の希望を聞かれたとき、半分冗談で

「カブかモンキーか、小さいバイクがいいなあ」

と言ったら、なんと本当にOKになってしまい、

「えっ?表紙撮影なのに、いいの?」

といういきさつです。

実は最初はモンキー125で行く話になっていましたが、キャリアなしでは荷物がまったく積めないので、これで実際にツーリングしながらの長期取材は無理かなと…、その結果、カブに変更になった次第。

ただ、私はメーカーにお借りするバイクでの取材&表紙撮影以外にも、自分のカブで取材に行くから、ほかの(カメラマン撮影以外の)写真もすべてカブになってしまいます。それでもOKが出たんです。うーん、いいんだろうか?(実際、実走取材だと止まったりUターンしたり、細かい道に入ったりするので、小さなバイクのほうがラクなんですけどね)

いくら新モデルで、カブでツーリングするライダーが増えているとはいえ、基本はビジネスモデルでデザインは地味目です。大型バイクやスポーツタイプのバイクと比べると、ビジュアル的には正直、負けてしまう面も。モデルのライダーが良ければまだしも、ビジュアルに難ありの私(小原氏ほどではないですが)。下手すると「農家のおばちゃん」が普通にそのへんを走っているだけのシーンになってしまわないだろうか?うーん、心配です。

そういう意味で一番大変だったのはカメラマンでしょうね。スミマセンです(バイクも真っ黒、ウエアもヘルメットも真っ黒だったときも、それなりに撮ってくれました)。

 

関西ならではの撮影日程

2020年版の撮影地は、南紀と丹後でした。どちらも天気がよく、なかなかの撮影日和。実は、これには関西ならではの優位性が働いています。

ツーリングマップルの表紙撮影は、実走取材期間のうちの3日間、カメラマンが同行して実施します。連続した3日間の場合もありますが、関西版は、カメラマンの治武氏が大阪在住なので、比較的フレキシブルな動きが可能なのです。

たとえば、3日目の天気が悪くなる予報だったら2日目でいったん切り上げ、治武氏は自宅に戻ります。そして残り1日の撮影は、天気のよい日に改めて設定する、という感じです。治武氏が雨雲レーダーを随時チェックし、雲のない場所に移動することもしばしばです。やはり天気がよくないと写真もイマイチですからね。

2019年の取材も、そんな感じで南紀2日間、丹後1日というスケジュールでした。そうそう、2日目の南紀には、関東甲信越担当の中村氏も同行してくれました。なんと関東から弾丸日帰りというハードスケジュール。ご苦労さまでした。

 

「走行」から「置き」へ?

ところで、何年か前から表紙の雰囲気が変わったのは、皆さん気が付いていましたか?以前は走行シーンがメインで、

「もっとバイクを寝かせて!」

「もう少しスピード出して!」

などと言われつつ、何度も何度もUターンしながら撮影していました。ええ、借り物の大型バイクなので、転倒しないよう、傷付けないよう、それはそれは気を使いましたとも…。

でも最近は、走り以外のシーンも多くて、旅の雰囲気がより伝わる絵になっていますよね。時には雄大な風景の中にバイクが小さく映っているだけだったり、ライダーがシルエットになってどこのウエアかよくわからなかったりという構図もあり(←大人の事情でいいのか悪いのかは別として)、バリエーションも豊かになって「表紙大賞(※)」の選考もますます楽しくなりましたよ!

さてさて、2020年度版の表紙大賞は如何に?

※「表紙大賞」:制作スタッフの打上げ時に、滝野沢優子さんが「その年最も良かった表紙」を独断で選考して与える賞。通常版、R版それぞれ1つずつ選ばれる。けっこう辛口。「今年はどれもイマイチで消去法で決めました」という総評だったことも…。これとは別に、デザイナーが選ぶ「大熊賞」が後を追うように登場したが、優子さんが先に始めた「表紙大賞」のお株を奪うような景品・表彰状に、しばしば不満を口にしている。

 

表紙以外のお気に入り写真、撮影シーンなど

最後に、表紙以外で撮った写真や、撮影風景をどうぞ(これまであんまり見せてないシーンだと思います)。

▲この画像もけっこういいかと思ったのですが(和歌山県・古座川の沈下橋)


▲その撮影場所から国道に戻る途中にあった、古座川のカフェ「つくる」のスタッフと。自然な雰囲気がいい写真です。※通常版の小冊子表紙で使われています


▲撮影中のヒトコマ。南紀・荒船海岸にて 中村さん撮影

▲こんな風に撮ることも・・・

▲時には大岩に登って・・よっこいしょと・・。

▲で、こういう写真になります

 

それでは、新しくなった2020年版を持って、ツーリング楽しんでくださいね!

 

筆者:touring_m@pp1e

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