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ツーリングマップル2020年版 改訂のポイント  表紙撮影[1]九州沖縄編 by 坂口まさえ

ツーリングマップル2020年版 改訂のポイント  表紙撮影[1]九州沖縄編 by 坂口まさえ

by touring_m@pp1e

更新日:2020年3月4日

デザインを全面リニューアルした2020年版の表紙。しかしその主役がツーリングシーンを想起させる「写真」であることに変わりはありません。むしろ写真をより魅せるためのデザインにしたとも言えます。
その年の「顔」にもなる表紙写真撮影は、各エリア著者ライダー・カメラマンにとっても力の入るもの。天気が悪ければ天気が良い方に移動したり、ひたすら待ってみたり。翌日もう一度チャレンジしたり。苦労して撮って、会心の出来!と思った写真が結局使われなかったり・・・。様々なドラマがその裏にはあります。そんな、今年の表紙撮影にまつわるお話を、各エリア著者に語っていただきました。

2020年版表紙撮影よもやま話:九州沖縄編

2020年版ツーリングマップルの発売間近!この数年は、表紙や小冊子の内容やデザインを新しい試みで毎年イロイロとチャレンジしていますが、今年は表紙デザインがガラリと変わって、

「おお!今年はコウ来たか!」

と手にした2020年度版のツーリングマップルでした。

今回の『九州沖縄エリア』の撮影場所ですが、通常版は、大分県竹田市の古い街並みの残る武家屋敷通り(歴史の道)、R版は阿蘇の東側、萩岳の山頂付近です。

ではまずは通常版の表紙について。

竹田市は「荒城の月」のモチーフとなった岡城の城下町で、この武家屋敷通り(九州沖縄26K-2 )は「岡藩時代」の面影を残す土塀と漆喰壁が独特の風情をかもしていますね。

しかし!ココ、実は「予備」で撮影した場所なんです。

というのも、九州の表紙撮影は、カメラマン(治武靖明さん)が「メインと考えている場所」いくつかと、+αで「予備の場所」いくつかの数カ所押さえておくというのが通常のパターンです。しかし撮影を行った日の天候は、あいにくの曇り空。その結果、メインに考えていた「原尻の滝」(九州沖縄27A-3)や「岡城」(九州沖縄26L-2)はどちらもパッとせず、立寄って撮ったのが武家屋敷通りというわけです。

▲岡城ではどんより空

なので、武家屋敷通りの写真が表紙に採用されてビックリ! 2日間天候を待って撮影した「原尻の滝は何処へ~~!」と言うのが正直な感想です(笑)

▲採用されなかった原尻の滝のカット

▲原尻の滝で撮影する治武カメラマン

 

次に、R版

こちらの表紙となった萩岳(九州沖縄26G-4)は、標高843mの山で、山頂付近までバイクで登ることが出来ます。しかしこの山頂までが、案内板が少ないうえに、道路は狭くクネクネ。

「本当にこの道でいいの?」

と思いながら進みます。が!突然視界が広がり、

「おお~!イイ感じ!」

となります。山頂は「荻岳展望所」となっていて、そこから久住山や阿蘇山、祖母山の姿を遠望できます。「熊本百景」の一つにも数えられているのですが、納得の風景が広がりました。

ただ実はこの直前、ゲリラ豪雨に遭って雨宿りしてたんです・・・。雨が止んだところで出発したものの、雲はまだかかっていて、

「どうかね~?」

と思いながら進んだ先で、この天候と景色が!それは笑顔にもなりますな!な1枚なのでした。

さて、その他、表紙「予備」として撮影していたのは、2016年の熊本地震以降、通行止めになっていた仙酔峡道路(九州沖縄26C-4)。

ここは震災直後にバイクで行った時は、仙酔峡ロープウェイ付近の道が大きく崩落していたので先に進めず、歩いて現状を確認し

「復旧には時間かかるなぁ。そもそも復旧できるのかな?」

と思えるほどでした。

▲2016年のロープウェイ付近の崩壊した道

それが2019年春によーやく開通した3年ぶりの場所でした。

「えーー、すごい、すごい!よく復旧したなぁ。眺め最高!」

▲2019年取材時

とロープウェイ(運休中)駐車場まで行くと、そこにはしかし、震災当時のままの様子が残っていました。それを見ながら

「まだ終わっていないんだな・・・」

と、思っていたら、突然阿蘇中岳からの噴煙が上がって火山灰の雨。

これは歓迎のセレモニー?「また来るね」と、眼下に広がる阿蘇町並みと外輪山に迎えられながらの帰り道でした。

そして表紙撮影終了後、福岡・長崎へ向かったものの、長崎県から佐賀県・福岡県にかけての広い範囲で、秋雨前線の影響による線状降水帯が発生。8月28日を中心として、各地で観測史上1位を更新する記録的な大雨となった「令和元年8月の前線に伴う大雨」に遭遇したのでした。

▲玖珠豪雨

 

▲ホテルにも水が・・・

宿泊先のホテルの雨漏り&浸水事件や、危機一髪の河川増水等々の天候不良。今思えば、表紙撮影の晴れ間は奇跡の瞬間だったんだね~と思う、九州沖縄エリアの表紙撮影よもやま話でした。

2020年も九州の旅、お楽しみください!

 

筆者:touring_m@pp1e

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